裁判の勝敗を決めるのは「どれだけ証拠を集められるか?」

社内トラブル

「自分のような平凡な人間が裁判なんてするはずがない…」
「話し合いで相手が認めたので、もう裁判だって楽勝だ!」


このような考えの方は、いざ裁判に発展した場合、痛い目に遭うかもしれません。
日本に限らず、裁判や調停では物的証拠が非常に重要です。

なぜなら

一時的な口約束は「いつ覆されるか分からない」

からです。
よくある、言った言わないの「水掛け論」って奴ですね。

ご存知かもしれませんが、民事訴訟法により日本の裁判では「証拠裁判主義」が採用されています。(民事訴訟法247条)
事実認定は証拠によって行われなければならない」という原則が、まず日本の裁判にあることを知ってください。

そんな裁判の場へ何の準備も無く出向くのは、裸で戦場に飛び込むようなものです。
おそらく

「一瞬でハチの巣」にされたり、周りから「冷ややかな目」で見られるでしょう

もちろん、「こちらが正義で相手が悪」であってもです。

当然ですよね?
裁判官も調停員も

  • これまでの経緯
  • どちらが善悪か

なんて知る由もないわけですから、「こっちが悪い!」なんて言えませんし、ましてや「1千万の損害賠償金払え!」なんて命令が出せるはずがありません。

こちらが「正義」でも証拠集めを怠ると、負けてしまう事も…

不正社員

あなたが直面している問題も「まさか裁判までいく訳ない…」と思っていても、当事者間で解決できなければ、訴訟→裁判に発展してしまう事は十分に考えられます。

わかりやすい例では、夫婦間の話し合いで「浮気を認め、慰謝料も支払う」と約束していたはずが調停に進むや否や、相手は「浮気はしていません」の一点張り…

大した証拠を準備していなかったが為に慰謝料も貰えず、労力と時間の無駄に終わってしまったというのはよくある話です。

これは調停になった場合、口頭で「浮気した」と当時認めても、

書面や会話内容の録音もないのであれば、あまり法的には有効で無い

と知人や弁護士から聞いたのかもしれません。

あなたが親しい人に相談するように、相手も誰かに相談し何か知恵を得る事だって十分に考えられますよね?
って言うか、ほとんどの人が裁判なんて初めてでしょうから誰かに相談するのは当たり前だとお考えください。

結婚詐欺師にお金を貸した場合も同様です。
相手にお金を貸したという証明(金銭借用書)が無ければ、訴訟自体起こせないのが実情です。

お金や契約等の重要な案件で争う場合は、必ずと言っていいほど証拠が必要になるでしょう。

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